【毎年人気の『ジェローム・ラコンダミン』と2021年初リリース『パリス』のボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー】

 

ニュースにもなっていますが、2021年はブルゴーニュ地方にとって、過去類を見ない程の歴史的な規模で壊滅的被害が出ました。4月上旬に大寒波が襲い、ブドウ畑のほとんどの新芽が霜害により成長点が無くなり、結実不良(死滅)に。

しかし、ブドウと言うものはとても強くて、新芽がやられても2番目の副芽が出て、復活しておくのですが、下旬には今度は雹が降り続き、竜巻も多数発生。

副芽の多くも被害を被りました。

 

それでも、三番目の新芽が!

と生産者に聞きましたら、三番目の新芽はほぼ結実しないとのこと。

 

ボルドーでも、霜害の他、初と言った洪水が続き、多大な被害が出ました。

2021年はフランスワインの30%余りが失われ、フランス政府からも、「今世紀最大の農業惨事」と伝えています。

 

ブルゴーニュでは6月には異常な暑さが続き、開花が早まりましたが、7月上旬は低温気象に。

2019年は40%余りに被害が出ましたが、2021年は50-60%の被害となりました。

 

ボジョレー地区においては、どの生産者も1/3程度まで生産量が落ちてしまいました。

 

毎年の飲み手に取って興味深いのは、

収量が減った年は果実が凝縮し、高品質になりやすいという都市伝説?

闇雲に生産量を増やす大規模ヌーヴォー生産者も多々いますので、彼等にとって

は痛いが、飲み手は安心できるかも・・

 

さて、20年近く販売している「ラコンダミン」も例にもれず、

生産量は何と4000本しか作れなかったとのこと。

(例年の1/4、日本へは1200本しかありません・・)

 

そして、シルーブル、フルーリー、モルゴンに畑を持つBIOドメーヌ「パリス」

濃縮していて、凝縮感の極み。

果実味もたっぷりで、人気急上昇中です。

上記3つのクリュ・ブルジョワの格落ちを使って、初のボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォーを造ってもらいました!

日本への入荷数はたったの300本です。

 

どちらのヌーヴォーもおすすめです!

宜しくお願いいたします。


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